僕の友人の奥さんの妹さんが最近になって重度のうつ病になりました。
最近、本当にうつ病になる人って多いです。
僕もうつ病で苦しんだからよくわかるのですが、初期症状の段階でさっさと病院に行かないと重症化します!
今回はうつ病になったか、なってないかの人を重症化させないことを記事として書いていきます。
自分がうつ病であるのか気に掛かっている人、家族がなんだか最近おかしいと思う人など、重症化する人をひとりで出さないために理解を深めて欲しいです!
友人の奥さんの妹さんがうつ病が重症化した
僕が友人と会ってるときにこんな話が出てきました。
[voicel icon=”https://suzunoneiro.com/wp-content/uploads/2017/04/dog.jpg” name=”友人”]うちの嫁さんの妹、うつ病かも・・・[/voicel]
[voicer icon=”https://suzunoneiro.com/wp-content/uploads/2017/04/cat.jpg” name=”古川英宏”]え~!?この前、元気に旅行に行ってはったやん。[/voicer]
[voicel icon=”https://suzunoneiro.com/wp-content/uploads/2017/04/dog.jpg” name=”友人”]元気なときは元気なんやけど、落ち込みがかなり激しいみたい。[/voicel]
[voicer icon=”https://suzunoneiro.com/wp-content/uploads/2017/04/cat.jpg” name=”古川英宏”]うつ病ちゃう?病院行った方ええで。[/voicer]
[voicel icon=”https://suzunoneiro.com/wp-content/uploads/2017/04/dog.jpg” name=”友人”]病院行った方がいいって言うけど行かへんねん。[/voicel]
[voicer icon=”https://suzunoneiro.com/wp-content/uploads/2017/04/cat.jpg” name=”古川英宏”]まじで~、大丈夫かいな?[/voicer]
こんな話を友人とした後、1ヶ月ほど友人の奥さんの妹さんは、無理をして会社に出勤していましたが、病院に行くこともなく、どんどん悪化していき、ついに倒れてしまい、重症化して現在休職中という結果になりました。
うつ病なんかじゃないと思っている人が多すぎる
昔は、怠け病とか気の持ち様であるとか言われていましたが、そんなことはすでに過去のもので、現在は脳の病気であると医学的にも証明されています。
うつ病は15人に1人はかかってしまう現代病であると言われていました。
しかし、最近の統計では5人に1人は、うつ病もしくは危険性があると言われています。
5人に1人ということは、人口の20%がうつ病もしくは危険性があるということになります。
まとめると、
- うつ病の問題なし
80% 約1億0800万人 - うつ病の危険性あり
15% 約1900万人 - 間違いなくうつ病だが病院に行っていない
4% 約500万人 - 病院で治療中
1% 約120万人
このような統計なのですが、驚くべきことに「うつ病なのに病院に行っていない人」が500万人もいるのです。
つまり割合で示すと、うつ病の人の8割が病院に行かず、
「自分はうつ病なんかじゃない!」
と思っているんです!
ネットでうつ病チェックっていうのがありますが、「自分がうつ病だと思っていない人」がチェックをしたとしても、たいていの人は、「うつ病」と結果が出ません。
あれはある程度重度の人がした場合に、「うつ病」と結果が出ます。
それは厚生労働省が掲載しているものでも同じです。
だから、うつ病予備軍・軽度のうつ病の人たちが、余計に分かりにくいわけなんですよね。
うつ病が認められてきたとは言え、うつ病患者以外は、まだまだうつ病に対して偏見があります。
「あれ?風邪ひいたかな?病院行こう!」
というような感じで、
「あれ?うつ病かな?病院行こう!」
とは、決してなりません。
なるわけがありません!
うつ病のまま頑張って仕事をするとまじでやばい
- 「なんだか最近やる気が出ないな~」
- 「なんだか最近身体がやたらだるいな~」
- 「なんだかぐっすり眠れないな~」
という思いがあっても、「そのうち治るだろう」とみんなが思ってしまいます。
そして、それがやがて重症化していきます。
でも、まだ誰もうつ病であることすら気づきません。
僕はこんな身体症状が出てきました。
- 微熱が1週間以上治らない
- 胸がずっと痛い
- 両方の側頭部がずっと痛い
- 手足がきしむように痛い
- 吐き気を頻繁にする
人によっていろいろな違う症状が出ますが、「なんかおかしい」と思いながらも仕事はしなければなりません。
体調が悪いからといって、手を抜く訳にもいきません。
仕事って手を抜くところは抜くべきなのに、100%、いや、100%以上の力でしてしまいますからね。
本当に体調が悪いのに、そんなにエネルギーを使っていては悪化して当たり前です。
身体がおかしいのになぜ病気に行かないのか?
もしかしたら、あなたの家族や周りの優しい人たちが、「病院に行ってきた方がいいんじゃない?」と、声をかけてくれているかもしれません。
でも、うつ病というものは、どことなく掴みどころがなく、「いやいや違うんだ」と自分を思わせます。
挽回をしたい衝動にかられ、何かしようとしても良い結果が出ず、的外れな結果に終わります。
そして、どんどん悩ませ、ストレスをためさせ、さらに追い込ませます。
すでに脳機能が落ちているので、判断力・行動力が落ち、何をしてもはかどらないので、普段しない失敗ばかりしてしまい、自分を責めてしまいます。
「ちゃんとしないと!」と思い、いつも通りの自分になろうとしますが、仕事の手順が分からなくなったり、仕事ができなくなります。
脳に蜘蛛の巣が張ったような状態ですから、いい結果なんて出ません。
そして病院に行き、精神科医に、
「うつ病ですね」
と、あっさり言われてしまいます。
本当にめっちゃあっさりと言われます^^;
そして、自分がうつ病であることを知らされ、さらにショックを受けて落ち込みます。
おかしいと思ったら無理せず病院に行きましょう
気持ちの問題と思ったり、意地を張ったりせず、「なんだか変だ」と思ったら、無理せず必ず病院に行きましょう!
昔ではあれば、精神科というとかなりやばいイメージがありましたが、現在、精神科はそんなに行きにくい場所でもありません。
行ってみると案外普通だし、精神科の先生が、あなたのこと、病気になったこと、悩んでいることについて、時間をかけて聞いてくれます。
きっと行ってみてよかったと思えると思いますよ!
そもそも初期症状で受診しておくことをおすすめします。
自分の身体の不調を認め、受診することが一番の治療です。
重症化してからでは、本当になかなか治りません。
僕のように10年間引っ張られ続けなければいけないかもしれません。
僕も初期症状のうちに受診していれば、10年間を無駄にしなければ済んだと、ほとほと感じます。
もしあなたが「おかしい」と思うなら、病院に行き、 僕のように時間を無駄にしないようにしてくださいね。
まとめ
うつ病の人の8割が病院に行くべきなのに病院に行かず無理をしています。
そんなことをしていたら重症化するのは当たり前です。
身体の不調が出たら、病気であることを認識し、ちゃんと病院に行きましょう。
初期症状で治療をすれば、すぐに治るかもしれませんよ。
あなたのうつ病もしくは身体の不調のヒントとして参考にしてみてください。
僕は精神疾患の方々の社会復帰を全力で支援・応援しています!